1965年に設立した法人化以前の全本金属がゼンシングループの原点です。使われなくなった金属類をリサイクルによって再び資源化するという地道な活動でしたが、70年代に一気に広がったモータリゼーションによって加速度的に業績をあげることができました。そして1985年にはデジタル時代の到来を予見し、コンピュータソフトウェアを開発する株式会社ソフィアを設立。続いて1988年には不動産管理の㈱全本、1989年には不動産売買仲介の日新開発㈱を設立し、ゼンシングループを支える中核企業として順調に業績をあげています。
2012年にはこれらのグループ企業を再編し、新たな体制のもとで再スタートを切った新生ゼンシングループですが、創業以来変わらない経営理念を貫いています。それは「企業活動を通じて社会に貢献する」、そして「道理にかなった企業活動を通じて適正な利潤をあげなければならない。」の二つです。とかく日本社会では、「利益をあげる」ことについて控えめな表現に留めがちですが、企業が利益をあげなければ、税金を収めて社会に貢献することもできません、また、給与や賞与という形で社員へ還元することもできません。さらに、会社に内部留保を蓄えなければ会社が発展をして行くことが出来ません。そして、企業として存続する以上、利益を追求しなくてはなりませんが、その活動は道理にかなったものであるべきです。倫理観なくして持続可能な企業活動はありえません。誠意を持って相手と向き合い、適正な価格で取引を行うことで初めて信頼を得ることができるのです。
社会情勢が刻々と変わり、技術の進歩が目覚ましい今日。私たちは、これまで以上に時代の流れを読み取る眼力を養うとともに、蓄積したノウハウを活かしつつ新たな技術・知識を取り入れる柔軟性を大切にします。そして、リスクを恐れず未来を見据えて必要な投資を行い、企業としての体力を増強します。私たちゼンシングループは、既存の企業活動を維持・発展させながら、新たな取り組みにもチャレンジしていく所存です。